ハマの「ものづくり」コンサル会社奮闘記

〜シニアコンサルタントは見た。これが日本のモノ作りの現場だ!〜 現場は無理・無駄・難題の宝庫で、唖然呆然の毎日・・・彼らの目に映るものは、ありふれた日本のメーカーが抱える悩みや課題ばかりだ。

iPhone 3G 発表と日本発売への期待

先週後半から今週前半にかけてのIT業界の話題の中心は、アップル社から来月発売されるiPhone 3Gの話題で独占された感がありました。筆者も何を隠そう30年来のアップルファンで、Apple II に始まり、マックで日本語のマニュアルもなかった時代のExcel(もともとこの表計算ソフトはマイクロソフト社がマック用に開発したものです)を仕事で使っていました。今でも、プライベートなパソコンはマックを使っています。

そんな筆者ですので、iPhone 3Gが日本のソフトバンクからリリースされることは大歓迎です。ドコモでなくて本当によかった。何故なら携帯電話業界で、昨日と全く違う明日を望む会社と、基本的には昨日と同じ明日がずっと続いてくれることを望む会社があの革新的な商品を扱うのでは全く違うからです。

特に今回画期的なのはハード本体もさることながら、そのソフトウェアとオンラインサービス「MobileMe」の方でしょう。これにより、iPhoneは電話ではなく、いつでもどこでもインターネットに高速で繋がり、しかもマックのみならずWindowsパソコンともネット経由でスケジュールやメールやアドレス帳などのデータを共有できる超小型コンピュータとして使えるようになります。時間はかかるでしょうが、やがて確実に我々のワークスタイルやライフスタイルを変えていくに違いありません。
そう遠くない将来にこのブログもiPhoneで更新するようになるかもしれません。

本来日本人はこうした新しいテクノロジーを楽しみながら使いこなす能力に長けています。
家庭用VTR、レーザーカラオケ、ビデオカメラ、家庭用ゲーム機、ワープロ、パソコン、デジカメ、携帯電話など・・・、例を挙げればキリがありません。

日本発のiPhone 革命も夢ではなくなりつつあるようです。

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関東甲信越地区も早々と入梅宣言

早くも一昨日(6月2日)に関東甲信越地区の入梅宣言が行われました。
5月は新緑と爽やかな風が吹き渡り、残雪を頂いた山々が澄み切った青空に神々しく映える、筆者が一番好きな季節ですが、今年はほとんどそうした季節感を味わう間もなく過ぎ去ったようです。

例年より早い入梅も気になりますが、日本列島にやってくる台風の時期が早まっていることも気がかりです。しかし、旱魃(かんばつ)に見舞われるよりはいいのかもしれません。

折りしも、先週の5月26日(月)から5月30日(金)にかけて、横浜で「アフリカ開発会議」が開催されました。
先週も梅雨の走りのような天候が続いていましたので、ひょっとして参加した各国首脳の中にも「瑞穂の国」日本の水の豊かさを感じて帰ったひとがいたかもしれません。

しかし、日本の前途は決して楽観できる状況ではありません。世界的な「食料危機」が叫ばれるようになり、自給率40%(エネルギー換算)に満たないという生存条件さえクリアーしていない日本が、これから果たして世界のお荷物にならずに自立した国家として生き延びていけるのでしょうか。

清らかな水や澄み切った空気というような、自分たちが日頃気づかずに見過ごしている「日本の真の豊かさ」を再発見するところから始めていかなければならないようです。

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やはり「船場吉兆」が廃業

「船場吉兆」に関しては、かねてから様々な不祥事が取り沙汰されてきただけに、やはり来るべきものがきたという感じです。直接のきっかけは「食べ残し食材の使いまわし」ですが、これは積年の問題が顕在化した現象的な結果で、根はもっと深かったのでは・・・と推測せざるをえません。

思うに、老舗の名店というのは、お店の味と格式(これはもう死語に近い言葉かもしれませんが)を守る店主と店員さんの努力や精進もさることながら、長年に渡ってそのお店を愛しつつも厳しく評価し、叱咤激励する贔屓客(ひいききゃく)の存在が不可欠なのではないでしょうか。「船場吉兆」にはそうした真の意味での上得意客はいなかった(あるいはとうの昔に離れていった)のかもしれません。

そもそも高い料金を払って、出された料理に手も付けないで帰るという客層にも問題がありそうですが、そうしたお客様がいることに何の疑問を感じなかったということ自体、全く危機感や緊張感が感じられませんし、ましてやそれをいいことに、その食材を別なお客様に使いまわすなど、とても老舗のやることではありません。

老女将は今回の一連の不祥事の原因を問われて、老舗の暖簾(のれん)に胡坐をかいてきた結果だとコメントしましたが、そんな一言で済まされては、即日解雇された従業員たちはたまったものではありません。とにかく後味の悪い一件でした。

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HP社から低価格小型ノートパソコン発売

パソコンとの付き合いはもう30年になろうとしている筆者ですが、日本HP社から来月6万円という低価格の小型ノートパソコンが発売されるとのニュースに接し、とうとう来るべきものが来た・・・という想いがよぎりました。

小型低価格ノートパソコンはすでに別メーカーからも発売され、一部のパソコンユーザーに支持され、ある程度売れていることは知っていましたが、HPのような名の通ったメーカーが画面が小さいとはいえ、それ以外はフルスペック(Windows Vista搭載で、1ギガメモリー、120ギガのハードディス)の低価格パソコンを売り出すことは、今後のパソコン市場の価格破壊を予想させる出来事です。

パソコンの価格破壊といえば、思い出すのは1990年代始めに当時のコンパックコンピュータ(2002年にHPに合併されたことはまだ記憶に新しい出来事ですが)が日本に進出したときに起こしたDOS/Vパソコンによる価格破壊「コンパックショック」です。あの当時日本のパソコン市場はNECのPC98の独壇場でしたが、それ以降世界標準のDOS/Vパソコンが日本市場を制覇していき、ついにWindows98の登場とともに、PC98は市場から消えていきました。

歴史は繰り返すです。ノートパソコンの低価格化の流れはもはや止めることはできず、おそらく日本メーカーのハイスペックな高価格超小型パソコンは、今後リーズナブルなスペックの低価格小型パソコンに市場を侵食されていくことでしょう。

HPに関してはつい先日大手の情報処理サービス会社であるEDSを買収するとのニュースが流れました。コンパックとの合併後、しばらく鳴りを潜めていた感があったHPですが、今後のIT業界の「台風の目」になりそうな雲行きで、しばらくは目が離せそうもありません。

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目を覆うばかりの中国四川大地震の惨状

1週間前のこのコーナーで地震の話題を取り上げたばかりですが、今回も地震の話題に触れずにはおれません。

12日に発生した中国四川省のマグニチュード7・8の大地震は発生から間もなく、生存者救出のタイムリミットといわれる72時間を迎えようとしています。思うに、今回の地震は犠牲者24万人を出した20世紀最悪の地震といわれる76年の唐山地震(M7・8)に匹敵するもので、今後も時を経るに従い犠牲者の数は増えていくことでしょう。
今回の悲惨な地震被害の報道写真を見ていて、筆者の愛読書でもある「老子」に以下のような言葉があるのを思い出しました。

天地は仁あらず。万物を以て芻狗(すうく)と為す。

 〜「老子」第5章より〜

その意味するところは、
天地に仁(慈しみ)は無い。天と地にあるすべてのものは、(祭りで使われる)藁(わら)で作った狗(いぬ)のようなものだ。(藁の狗は祭りで使われた後は地面に打ち捨てられて、踏まれて跡形もなく消えてしまう)

それにしても、10日前に巨大サイクロンに襲われたミャンマーの被災者救済すら覚束ない中での、今回の大地震ですから、中国政府の対応如何に関わらず、こうした大災害は今後のアジア情勢に大きな影を落とすことになりそうです。わが国も決してよそ事ではなく、いつこうした大災害に襲われても不思議ではありません。

中国人民の多くはいまは悲嘆のどん底にいることでしょうが、古代中国の先人たちは上述の老子の言葉に表された「人智を超えた圧倒的な存在である天地の非情」を思いつつ、こうした大災害にもめげずに再び日々の生活を逞しく送っていったに違いありません。そうした先人たちの叡智と逞しさを忘れずに力強く復興してほしいと切に願います。

先週は災害に備えるための「治にいて乱を忘れず」の心構えを説きましたが、ローマ帝国の賢帝マルクス・アウレリウスの著した「自省録」に、変転極まりない人生を生きていく「究極の心構え」が説かれていますので、紹介しておきましょう。

何人も「過去」や「未来」を失うことはできない、人が失いうるものは「今現在」のみである。

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