ハマの「ものづくり」コンサル会社奮闘記

〜シニアコンサルタントは見た。これが日本のモノ作りの現場だ!〜 現場は無理・無駄・難題の宝庫で、唖然呆然の毎日・・・彼らの目に映るものは、ありふれた日本のメーカーが抱える悩みや課題ばかりだ。

やはり「船場吉兆」が廃業

「船場吉兆」に関しては、かねてから様々な不祥事が取り沙汰されてきただけに、やはり来るべきものがきたという感じです。直接のきっかけは「食べ残し食材の使いまわし」ですが、これは積年の問題が顕在化した現象的な結果で、根はもっと深かったのでは・・・と推測せざるをえません。

思うに、老舗の名店というのは、お店の味と格式(これはもう死語に近い言葉かもしれませんが)を守る店主と店員さんの努力や精進もさることながら、長年に渡ってそのお店を愛しつつも厳しく評価し、叱咤激励する贔屓客(ひいききゃく)の存在が不可欠なのではないでしょうか。「船場吉兆」にはそうした真の意味での上得意客はいなかった(あるいはとうの昔に離れていった)のかもしれません。

そもそも高い料金を払って、出された料理に手も付けないで帰るという客層にも問題がありそうですが、そうしたお客様がいることに何の疑問を感じなかったということ自体、全く危機感や緊張感が感じられませんし、ましてやそれをいいことに、その食材を別なお客様に使いまわすなど、とても老舗のやることではありません。

老女将は今回の一連の不祥事の原因を問われて、老舗の暖簾(のれん)に胡坐をかいてきた結果だとコメントしましたが、そんな一言で済まされては、即日解雇された従業員たちはたまったものではありません。とにかく後味の悪い一件でした。

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