ハマの「ものづくり」コンサル会社奮闘記

〜シニアコンサルタントは見た。これが日本のモノ作りの現場だ!〜 現場は無理・無駄・難題の宝庫で、唖然呆然の毎日・・・彼らの目に映るものは、ありふれた日本のメーカーが抱える悩みや課題ばかりだ。

相次ぐ食品擬装報道に思う

ひところは中国の食品や日用品の粗悪品質に関する恐ろしい話ばかりでしたが、最近は小賢しい日本の企業の品質詐称問題(これは筆者の造語です)のオンパレードで、ミートホープ(牛肉)、石屋製菓(白い恋人)、赤福、比内鶏(比内地鶏)など、留まるところを知らない勢いです。

本当に安心して食べられる食品を追求していくと、もはや自給自足生活しか方法がないのでは・・・と考えざるを得ないような「お寒い状況」になってしまいました。
そういえば、だいぶ昔のことですが、人間は本来居住場所の数キロ(正確なキロ数は忘れました)以内で採取される食物を摂取すべきだという説を唱えた識者がいました。昨今の環境破壊やゴミ問題などとも併せて考えますと、あながち暴論として無視できないものがあります。

最近思うのですが、「人間は結局は普段軽んじているものに裏切られる」のではないでしょうか。
品質を軽んじて儲け主義に走った経営者は、品質問題で晩節を汚し、
食生活をおろそかにして、安易な手抜きで食物を入手していた消費者は食物に裏切られ、
誠実に生きることを軽んじて生きる人間は、誠実な人間の一言で総スカンを食らう。

世の中はよくしたもので、最後にはきちんと勘定が合うものかもしれません。

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横浜の誇り松坂投手

日本の宝ともいうべき2人のスポーツ選手が、この街から巣だっていったことは横浜市民の誇りです。ひとりはスコットランドのセルティックス中村俊輔選手、もうひとりはボストンレッドソックス松坂大輔投手です。中村選手についてはいずれ語りたいと思いますが、今日は松坂投手の話をしましょう。

メジャーリーグもいよいよ大詰め、ワールドシリーズでのレッドソックスvsロッキーズ頂上決戦がいよいよ始まります。松井稼頭央選手のロッキーズも応援したいのは山々ですが、やはり今回は横浜高校出身の松坂大輔投手属するレッドソックスを応援することになりそうです。松坂投手といえば、98年夏の高校野球決勝戦でのノーヒットノーランの快挙は忘れられません。母校の横浜高校の練習グランドの松坂投球練習用ブルペンは、整地されたまま聖地として永久保存されつつあるようです。

今でも懐かしく思い出すのですが、野球に関する限り、わが横浜では1998年は「黄金の年」でした。
松坂大輔投手を擁した横浜高校が春夏の甲子園制覇を成し遂げ、「ハマの大魔神」こと佐々木投手の大活躍で横浜ベイスターズが日本シリーズを制覇するという二重の喜びで、日本中が不況の真只中にもかかわらず、あの年の晩秋の横浜は優勝セールなど派手なイベントで沸き返っていました。浜テクアートの最寄り駅であるJR館内駅に程近い伊勢崎町伊勢崎モールも買い物客でごった返していました。

このところ、スポーツにまつわるニュースは大相撲やプロボクシングなど嫌悪感を催すようなものが多かっただけに、久しぶりにスポーツ本来の明るいスカッとしたメジャーリーグの試合を楽しみたいものです。

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「亀田騒動」に思う

先週の木曜日(10月11日)のボクシング世界チャンピオン戦から1週間、昨日の亀田側の謝罪会見で、ようやく後味の悪かった騒動に一応の終止符が打たれました。
しかし、はるかそれ以前の別の世界チャンピオン戦での「疑惑の判定」での観客とのゴタゴタをはじめとして、筆者はあの一家の実力を疑うような派手で悪趣味なパフォーマンスと、それを囃し立てる某テレビ局の偏った取り上げ方には疑問と嫌悪感を抱いていました。

昨日の記者会見を見ていても、無期限ライセンス停止というペナルティを課せられた亀田司郎氏は、本当に自分たちの犯したスポーツマンシップに反した行為を反省しているのかどうか、そんな様子はあまり感じられませんでした。そして、あのテレビ局も一連の偏った取り上げ方のもたらした結果でもある、今回の問題に関して何のコメントも出していませんが、これにも合点がいきません。

今回の騒動は、人のあるべき姿や間違いを犯したときの責任の取り方についても、考えさせられるところが多かったように思います。

まずはじめに、目的(この場合は勝つことですが)は手段を正当化しないということ。もっと平たく言いますと、勝つためにはズルをせず、正々堂々とフェアに戦え・・・ということです。「若さ」や「未熟さ」は免罪符にはなりません。
筆者は常々、ある人間が真っ当かどうかは、その人の目的や主張の中身ではなく、その人がどういう手段でその目的を達成しようとしているかで判断したほうが的を得た判断ができると、考えています。正しい目的はそれにふさわしい正しい手段で達成するべきです。しかし、残念ながら今の日本では「結果よければすべて好し」という悪しき風潮がまかり通っているように思えてなりません。今回の騒動もそんな時代の風潮を反映したものだったかもしれません。

次に、間違いを起こしたら、すぐにそれを自らただし、謝罪すべき相手には謝罪すること。
これはひとの上に立つもの、特に大勢の従業員とその家族の生活を担っている経営者には特に大事なことだと思うのです。その人の人間性はその人が間違いを犯したとき、どのような態度をとるかによって如実に露呈されます。優れた経営者の資質のひとつは決断が早いと同時に、それが間違ったものであることに気がついたときは、即座にそれを改めることができる「潔さ」にあるのではないでしょうか。「過ちを改めるに憚ることなかれ」です。

最後に、目下の人間(子供や部下)は目上の人間(親や上司)のいうことは聞いているようで、実際は聞いていないが、それとは裏腹にやっていることや考えていることはよく見ており、実際の行動はそれによって影響されるということです。
「人は40を過ぎたら自分の顔に責任を持つべし」はアメリカ16代大統領リンカーンの言葉だそうですが、この意味するところは、(1)その人の人間性は年月を経ると顔に自ずと表れる、(2)年をとれば日々の顔(何に怒り、何を喜び、何を蔑み、何を尊ぶか・・・)を周りの者(子供や部下など)はよく観ており、その顔の有様がそうした人たちに影響をあたえるから、顔に責任を持て・・・ということだと解釈しています。

自分の子供や部下が何か不祥事を起こした場合、やはり親や上司は日頃の自分たちの行動や価値観に問題がなかったかどうか、反省すべきでしょう。
今回の騒動の大元は父親たる司郎氏の指導が直接の原因ではありますが、それ以前にその生き方や考え方が子供たちの精神や魂に植えつけられていたからではないでしょうか。

とにかく、いろいろと考えさせられることの多い出来事でした。

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神奈川県、全国初の知事多選禁止条例成立へ

昨日早朝、延々18時間(中断時間も含め)の審議の末、神奈川県議会総務企画常任委員会で知事の任期を3期12年までとする「多選禁止条例」案が全会一致で可決されました。これを受けて、明日(10月12日)の本会議で可決成立する見通しだそうです。

知事の多選禁止条例などとっくの昔にどこかの県(鳥取県や三重県、長野県など革新的な県知事がいたところ)で成立していたものと思い込んでいましたので、全国初というのを聞いてちょっと意外な感じがしました。

筆者は普段の生活では「横浜市民」であるということは折に触れて自覚し、誇りに思うことはあっても、「神奈川県民」であるという自覚や誇りはほとんど感じたことがありませんでした。
しかし、今回のこの1件で「神奈川県民」であることを自覚し、に少しだけ誇りを持てるようになった気がします。

考えてみたら、神奈川県は「湘南」に代表されるように、明るくて清新なイメージを思い浮かべてもらえる恵まれたところでした。そんな神奈川県への最高の賛辞と思しき言葉を思い出しましたので教えましょう。

歌手で女優でもある今井美樹さんが若い頃、「これからの抱負は何ですか?」と聞かれたとき、咄嗟に答えた次の言葉が筆者は大好きです。

晴れた日の神奈川県のような歌を唄いたい

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やがて日本発のソフトウェアが世界を席巻する日が来るかも? 〜 注目すべき MIJS(メイドインジャパンソフトウェア)コンソーシアムの動き 〜

今月は「情報化月間」だそうですが、ご存知でしたか。
筆者もかつては IT 関連のビジネスに携わったことがあり、パソコンオタクに近く、どちらかというと「情報化」に関しては全く抵抗感のない類の人間であると自負していましたが、恥ずかしながら「情報化月間」なるものがあることすら認識していませんでした。(あるいは、はるか昔に聞いたにもかかわらず、すっかり忘れていたのかもしれません)

1972年に今の経済産業省(当時の通商産業省)が、「情報化」は今後の日本の人々の生活の至るところに影響を及ぼす社会的な変革であると捉え、関係省庁と連携して、10月の第1週を「情報化週間」と定めた後、世の中の情報化の進展とともに「情報化月間」に拡大され、今日に至っているのだそうです。

その情報化月間の初日を飾る10月1日には、いろいろなイベントが開催されたのですが、その中に国内の有力ソフトウェアベンダー23社で構成されている MIJS(メイドインジャパンソフトウェア)コンソーシアムが進めている SaaS(「サース」と発音します)ビジネスへの取り組みに関してのデモとパネルディスカッションが催されましたので、顔を出してきました。
SaaS(「サース」)とは Software as a Service の略で、ソフトウェアを従来のようなパッケージで提供してパソコンにインストールして使うのではなく、インターネット経由で、「サービス」として提供して使ってもらう・・・という近年注目され始めた新しいソフトウェアの潮流です。
個人で使うソフトウェアでも、昨年からグーグルがインターネット上でマイクロソフトのワードやエクセルと互換性のある機能をもったものを提供していますので、すでにSaaSなどという言葉を知らずにお使いになっている方もいるかもしれません。

ひとことでSaaSといっても、ユーザーのトランザクション処理やマスタ情報のメンテナンスなどを、日頃同じ業界で競争している全く違う会社の、しかも違うジャンルのソフトウェアを使って、あたかも同じ会社の巨大な業務システムで処理しているかのように、インターネット上で扱えるようにしようというのですから、大変なチャレンジです。
そのためには、まだこれからいろいろな難題や障害があることでしょう。しかし、個々の企業の利害関係を乗り超えて、なんとしても実現しようという機運が若きベンチャー企業23社の間で満ちているのに強い感銘を受けました。

もしこれが実現した場合、日本のソフトウェア業界に革命を起こすことでしょう。
使うハードウェアや OS といったプラットホームに依存せず、現場の知恵が一杯詰まった使い勝手がいい日本のソフトが、やがて今の日本のアニメのようにどんどん世界に出て行って愛用されるようになる日が来るのも夢ではなくなるかもしれません。
このところ気が滅入るような暗い話題が多い中で、久しぶりで気宇壮大な志の高い話を聞くことができて、日本もまだ捨てたものではないな・・・と思いつつ、会場を後にしました。

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